情報データ科学部生にオススメする学びとは?
カリキュラムとして、主にIS分野の方に対応するものを抜き出しました。
● ネットワーク基礎(情報ネットワーク、ネットワークセキュリティ):
パブリッククラウドが普及し、ネットワーク機器などの細かい構成を意識しなくても、情報システムを容易に構築できるようになりました。しかし、TCP/IPなどのネットワーク基礎知識がなければ使いこなせない機能もあるため、必須知識です。
● コンピュータの仕組み(オペレーティングシステム、コンピュータアーキテクチャ、組み込みシステム):
AIを含めたアプリは、用途に応じてクラウド、エッジ、機器など、様々な場所で実行されます。OSやコンピュータアーキテクチャなどの仕組みを学ぶことは、アプリの実行場所ごとの制約を理解し、制約に基づいた適切なアプリを設計・開発するために重要になります。
● データの処理方法(データ構造とアルゴリズム、並列分散処理、データベース、ビッグデータ分析):
大量データの分析の際、できれば処理を高速に終わらせたいものです。仮にCPU・メモリなどのリソースを潤沢に用意しても、データ処理方法が不適切では、処理時間改善は期待できません。リソースの費用も無駄が生じます。データ構造やアルゴリズムの知識を深めると、適切なデータ処理方法を選びやすくなります。
学生のうちはじっくりと学問に専念できる期間になると思います。基礎的な知識をしっかり身に着けると、あとで大きな力になります。コンピュータやプログラミングの仕組みは、概念的な話だけではわかりにくいものもあります。実際に何か作ってみるなど、手を動かすことも理解を深める上で大切と思います。最近では、例えばクラウドでも無料枠で試せる機能があるので、興味のある技術をいろいろ試してみると面白いです。
勉強したことが社会や企業でどう役立つか知りたい場合は、夏休みや春休みを活用し、企業などが主催しているインターンシップに参加するのも良い経験になると思います。私も学生時代、インターンシップ参加の機会をいただき、企業の方々に実際に話を伺う中で、将来の仕事のイメージが深まりました。弊社でもインターンシップを開催していますので、ご興味があればぜひ、弊社インターンシップ紹介サイトをご覧ください。
インターンシップ情報
https://www.mitsubishielectric.co.jp/saiyo/intern/