情報データ科学部生にオススメする学びとは?
会社に入ってからも裁量が認められることは相応にありますが、特に入社したての頃は学習すべき技術分野が限定されることが少なくありません。
そういった意味で、自由度の高い学生時代には興味のある分野を徹底的に学べば良いと思います。
そのうえで効果的に知識やスキルを得ようとするならば、インプットとアプトプットをバランス良く行っていく必要があります。
インプットについては、必修科目を受講することで十分に行えますし、必要に応じて興味のある文献を読み漁ればよいでしょう。
一方で、学生に裁量が認められるアウトプットの機会は、1・2年次必修のPBL(Project Based Learning:問題解決型学習)と卒業研究くらいしかありません。
ですから、個人的には3・4年次のPBLと、インターンシップを選択受講することを推奨します。自信のある方は、年次に拘らずに研究室の先生にアプローチし、
興味のある研究やプロジェクトに早期着手する手もあります。
プログラミングスキルと人工知能に関する知識は、将来どの分野に進むとしても強い武器になっていくと考えています。したがって、
DSコースの方にはデータ構造とアルゴリズム、プログラミング演習Ⅲ・Ⅳを、ISコースの方にはAI系科目を選択受講することを個人的に推奨します。
学生へのメッセージ
多くの皆さんにとって、大学生の数年間は、人生で最も自由に生き方をアレンジできる期間だと思います
大学の講義に限らず、アルバイトやサークル活動、旅行や留学など様々なことにチャレンジできる良い期間であり、
それらの経験は成否に関わらず将来の糧になるはずです。
個人的にお薦めしたい活動は、コンテスト参加と論文投稿です。
私も学生時代にとあるロボットコンテストに参加していましたが、プログラミングコンテストやロボットコンテストなどに参加すると、
チームメンバーとの協力や他チームとの競争を通じて、多くの刺激を得られます。
また、学術会議や論文誌への論文投稿は、研究者やコンサルタントになるうえでの基本技能を身に着けるための良い練習となります。
活動が成果につながれば、客観的に評価される実績となりますし、自信にもつながります。
経験と実績に裏付けられた自信は強力ですので、ぜひチャレンジングな学生生活を送ってください。